ここでは、大気質改善・大気汚染防止と温暖化対策が統合的に実施している優良事例(グッドプラクティス*)を概観するため、対策・スキーム別により分類した。下記の一覧を基に、今後重点的な取組を行っていくべき対策分野を抽出することを目的としている。このマトリックスに示した個々の対策例については、「プロジェクト発掘のためのカタログ」・「コベネフィット算定のための評価ツール」と合わせて参照し、案件の発掘・設計に活用することが期待される。 グッドプラクティスとは、大気質の問題を直接的に改善するプロジェクト等(政策やマスタープランの実施等のプログラム的なものも含める)であり、プロジェクト実施以前に汚染されている地域および今後汚染されると予測される地域を対象とするものである。「大気汚染・水質汚濁・廃棄物問題等の改善とGHG削減の双方に一定以上の効果が見られるもので、取組の実施が安定的で、現地の状況・ニーズと合致していること」を選定基準としている。
| GHG削減が主目的 | ハイブリッド | GHG削減以外が主目的 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クリーン開発メカニズム(CDM) | CDMと以外の対策のハイブリッド型型取組* | 従来のODA、途上国独自の開発プロジェクト政策措置等 | ||||||
| CDM | プログラムCDM | CDMとその他の資金の組み合わせ | ODA | その他 | ||||
| 民間等 | 民間・政府・自治体 | 民間・開発援助機関・政府・自治体 | 開発援助機関 ・政府 |
政府・自治体 ・民間等 |
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| 移動発生源 | 自家用車 ・ 商用車 |
政府 ・自治体 |
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| 公共交通機関 | 政府 ・自治体 |
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| 固定発生源 | 民生系 | 家庭 | 政府 ・自治体 |
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- |
| 産業系 | 総合対策 | 政府 ・自治体 |
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| ボイラー一般 | 民間 |
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| 電力業 | 民間 |
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| 鉄鋼業 | 民間 |
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| セメント製造業 | 民間 | - | ||||||
| 石油精製業 石油製品製造業 |
民間 |
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| 製紙業 | 民間 |
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| その他 | その他 ・ 森林 |
政府 ・自治体 ・民間 |
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※CDMプロジェクトを実施する場合は、国連CDM理事会が方法論を承認していることが必要である。
※CDMは基本的にプロジェクトベースの取組であるが、ODAやその他の取組と一緒に実施される、総体としての効果を発揮することも期待されている。
※PoA(Programme of Activities)とは、CDMホスト国の政策・手段又は明確な目標を調整・実施する民間又は公的機関による活動であり、その中で個別の排出削減活動を実施するもの。
※グッドプラクティスにはプロジェクトベースのものに加え、プログラムや基本政策策定に基づく排出削減活動も含む。